超「超」整理法 知的能力を飛躍的に拡大させるセオリー

買ったきっかけ:
会社の本棚にあったので読んでみました。だれかが買ってくれたんでしょう。

感想:
Gmailを活用したデジタルオフィス、仕事の整理術をまとめた本。10数年前に発表された野口氏の超整理法はある種画期的だったが、実際に押し出しファイルをやろうとすると、封筒をそんなに置ける幅のない職場環境であり、考え方としては良くても難しいものだなと思った。
その後、シリーズは出ていたようだが、自分には余り関係ないなと思って読んでなかった。
ところが偶然会社で買ってあったんで読んでみた次第です。
読んだ感想は、著者の経験でGmailを活用することのすばらしさを強調しているが、だいぶ前からプライベートでは自分が使っていた方法と大して変わらない。
よく使うファイルなんかは、Gmailで自分宛に送っていたし、昼休みに会社で作業したいようなファイルもGmailに入れておいたりしていた。
ただ、残念ながら、会社のファイルは当然のごとくGmailに置いておくわけにはいかない。著者はそんなのではいけないと言っているけど、会社のセキュリティポリシーは守らないと処分されてしまうし、困ったものだ。
しかも、最近になってフィルターの設定が強化されて、Gmailを含むフリーメールには、会社のPCからアクセスできなくなってしまった。非常に困ったことだ。まぁ、業務には支障はないのだが、私用メールはすべてGmailに集中させていて、会社から見ることができて非常に便利だったのだが。
まぁ、携帯からGmailは見ることができるので、面倒くささと多少のパケ代を我慢すればいいわけだが。
ただ、さらに困るのは出張先のこと。会社から貸与されるモバイルパソコンも同様のフィルターがかかるので、宿泊先のホテルではこのPCをプライベートなことには使えない。そのために自分のPCを持って、計2台持って行くのはバカらしいし、といって自分のPCを仕事の現場で使うとそれもポリシー違反になってしまうし、どうしたもんだか。

おすすめポイント:
Gmailを最大限に活用することの最大のネックは、グーグルフォビアといわれる、グーグルにファイルなど重要なものを、預けてしまっていいのかということ。著者はそんな考えは無視していいと断言している。野口氏が断言するなそんなものかと思うし、これによってグーグルを活用できれば、いいことです。その障害をとっぱらえれれば、この本を読んだ価値があるということです。

超「超」整理法 知的能力を飛躍的に拡大させるセオリー

著者:野口 悠紀雄

超「超」整理法 知的能力を飛躍的に拡大させるセオリー